先週、京都府議会2月定例会が開会しました。
今議会では、令和7年度の京都府当初予算案をはじめ、さまざまな重要議案が審議されます。
今年度の予算は「あたたかい京都づくり実感予算」と銘打たれ、少子高齢化対策、防災・減災、脱炭素社会の実現、観光振興など、
多岐にわたる課題に対応する内容が盛り込まれています。
財政状況が厳しい中でも、府民生活の向上と地域活性化を図る施策をしっかりと議論してまいります。
また、開幕まで2か月を切った大阪・関西万博に向けた京都府の取り組みも本格化しています。
万博を契機に京都の文化や観光の魅力を国内外に発信するため、「Expo Kyoto Meeting」の開催や、
「京都駅周辺エリアまるごとゲートウェイ事業」、「きょうとまるごとお茶の博覧会」などの新たな事業が予定されています。
特に、京都駅周辺での伝統芸能の実演や、府内の観光PRイベントは、訪日外国人観光客の増加を見据えた取り組みとして注目されます。
京都府の未来を見据えた政策を、府民の皆様とともに考え、進めてまいります。本号もぜひご一読ください!
2月定例議会 令和7年度当初予算資料(万博関連一部)
● 大阪・関西万博で京都の魅力を発信!「Expo Kyoto Meeting」4月23日に開催
いよいよ開幕まで2か月を切った大阪・関西万博で、京都府は開幕10日目となる4月23日に「Expo Kyoto Meeting」を開催します。
このイベントは、万博における京都の取り組みを広く紹介し、ビジネスや文化交流の場として活用することを目的としています。
当日は、京都の企業や研究機関、行政関係者が集まり、万博を契機とした新たなビジネス展開や国際発信の可能性について議論が行われます。
また、伝統文化と先端技術の融合、環境・サステナビリティをテーマにしたプレゼンテーションや交流プログラムも予定されています。
私も、京都の未来を見据えた議論を聞きに行く予定です。
本イベントの予約締切は2月22日までです。下記のサイトからぜひお申し込みください!(当日参加枠もあります)
【Expo Kyoto Meeting 公式ページ】
https://www.expokyoto.jp/event/209.html.jpg)
出典:大阪・関西万博協会
● 脱炭素社会に向けた新技術!「エネコートテクノロジーズ」のペロブスカイト発電を視察
先月21日、京都府の脱炭素社会実現に向けた新技術の視察として、ペロブスカイト太陽電池を開発する
「エネコートテクノロジーズ」(久御山町)を訪問しました。
同社は京都大学発のスタートアップ企業であり、将来的に時価総額10億ドル(約1500億円)以上が期待される
「ネクストユニコーン企業」としても注目を集めています。
エネコートテクノロジーズが開発するペロブスカイト太陽電池は、従来のシリコン型太陽電池に比べて
軽量・柔軟で、製造(廃棄)コストが低く、窓ガラスやビルの壁面にも設置可能な次世代型の太陽電池です。
視察では、最新の開発状況や今後の社会実装に向けた展望について説明を受けました。
京都発の革新的技術が、持続可能な未来を切り拓く鍵となることを期待しています。
今後も、最先端技術の導入を支援し、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります!
【京都府企業紹介「エネコートテクノロジーズ」 ホームページ】
https://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/company/enecoat.html
● 日タイ親善京都府議会議員連盟、バンコク・シラチャを訪問
先月23日から27日の5日間、日タイ親善京都府議会議員連盟の一員としてタイ・バンコクとシラチャを訪問しました。
今回の訪問は、日タイの友好関係を深めるとともに、教育・経済交流の促進を目的としたものです。
バンコクでは、地元高校を訪問し、日本語を学ぶ学生たちとの交流を実施。
生徒たちは流暢な日本語でスピーチを披露し、日本文化への関心の高さがうかがえました。
また、教育現場の現状や課題について意見交換を行い、今後の交流の可能性について話し合いました。
シラチャでは、日系企業の視察を行い、現地での日本企業の活動状況や人材確保の課題などについて調査しました。
親日国タイは東南アジアの重要な生産拠点であり、日本企業にとっても欠かせないパートナーです。
今後も、経済・教育の分野で交流を深め、京都とタイの関係強化に努めてまいります。
また、3月1日には「タイ好き集まれ京都」が開催され、タイからの高校生が日本語スピーチや文化紹介を行います。
ぜひ皆様もご来場いただき、日タイ交流の輪を広げましょう!
バンコク・ワットシン学校との交流